本山御正忌報恩講

御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)は、親鸞聖人のご祥月命日(1月16日)をご縁とし、聖人のご遺徳を偲ばせていただく法要です。
本山では、1月9日~16日の7日間お勤めされます。
この本山御正忌報恩講、今年は夫婦で参拝させていただきました。

昨日(1/10)の夜行バスで松江を出発。
車内泊の後、今朝(1/11)京都着。そして、午後のバスで今日の晩(つまり、先程)松江に帰るという、ちょっとタイトなスケジュール。
中国山地を越えるため、ご門徒さんから雪のご心配をいただいておりました。
午後11時頃の松江駅前は、ご覧の通りの積雪。

山中は、さらに雪が積もっていることが予想されます。
出発の際、バスの運転手さんから、
「悪天候のため、到着が大幅に遅れる可能性があり、通行止めなどがあった場合、松江に引き返すこともあります。」
と言われ、
「えらいこっちゃ~」
と、バスに乗り込む私たち夫婦。

心配しながら眠りにつきましたが、30分遅れただけで、無事京都に着きました。
運転手さんも、運転が大変だったと思います。ただただ感謝です。
京都到着後、早速本山へ向かい、お晨朝にお参り。

お勤めは、小経(呉音)と往生礼讃偈(初夜)。
ご覧の通り、全国各地からのご参拝で、総御堂は満堂。

この後、朝食をとり、同じく総御堂にて御堂布教をお聴聞。
続いて、日中法要参拝。お勤めは、正信念仏偈作法。

そして、偶然にも今日は、本山成人式の日。昼前から総御堂で行われた成人式の様子をしばし拝見。
その後は、聞法会館総会所にて「仏教讃歌のひととき」を拝聴。
コーラスグループ「コール花」の皆さんの美しい歌声に耳を傾けます。

昼食後、軽く買い物を済ませ、松江行きのバスに乗り込みました。
半日だけの慌ただしい参拝ではありましたが、本山の御正忌報恩講でのご縁をいただけたことを有り難く思わせていただきました。

さて、帰りの車中では、今日本山で購入した、妙好人源左さんの伝記を読みふけっておりました。
源左さんは、今の鳥取市青谷町にあるご自分の家から、本山まで歩いて参拝をされたそうです。

車中泊で翌日帰ってこれる現代。
車のない時代のご苦労、そして、歩いてでも本山へお参りしたいという源左さんの思いなどを考えながら帰路についたのでした。
来年の御正忌報恩講は、ご門徒さんと一緒に(もう少し余裕のある日程で)お参りしたいですね。

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この記事を書いた人

豅 純吾(ながたに じゅんご)

豅 純吾(ながたに じゅんご)

浄土真宗本願寺派 順光寺 住職(宗教法人代表役員)。
Webデザイナー・グラフィックデザイナー・カメラマンとしても活動(個人の公式サイト
地元・松江の観光振興にも携わっており、チーム水燈路運営委員会で広報を担当。